あらばるの矯正日記

歯列矯正のこととか

早い幕開け

善は急げ。

とは言うものの、特に金額の大きい決断に対して慎重になるのは当たり前だと思う。そういうタイミングで場の雰囲気に呑まれて決断を急いてしまうのは、私の悪いところだと自覚している。

 

矯正歯科に到着

紹介された矯正歯科は、それはそれは立派で新しく綺麗なクリニックだった。というか、最寄り駅の改札内に先生の写真入りで巨大な広告を出しており、例のかかりつけ医も「き◯た歯科みたいなことする人は他にいないだろうと思ってたけど、身近にいましたね」なんて後日ボヤていた。

クリニックの中ではものすごい人数の女性スタッフが忙しなく働いており、あれよあれよと言う間にやたらと天井の高い診察室に通された。広告で見た人(つまり先生)が早足でやってきて、私の口の中をしばらく覗き込んでそのまま別室に移動。簡単な診察計画の説明になった。

 

初回カウンセリング

カウンセリング内容は以下の通り。

 ・顎が小さく、歯が収まっていない。そのため前後に歯が動いてしまい、強度の叢生(でこぼこ)が起きている。

 ・上記の理由から、上下4本の抜歯と表側ワイヤー矯正が必須。親知らずがあるなら、仕上がり維持のためにそれもどこかで抜歯することになる。

 ・概算の金額の説明。こちらは事前にクリニックのHPに割と詳細に記載されていたものと同じ。

抜歯が必須なことは私も織り込み済だったので、上記のカウンセリング結果はほぼ想定内だった。むしろ矯正を始める前に親知らずの抜歯まで求められなかったのが意外だった。

 

いきなりの決断

初回カウンセリングの内容は以上。今日のところはここで一旦帰宅してよく考えても良いし、もしこのまま矯正を開始するつもりなら今日のうちに精密検査に進むことも可能、という話になった。

ここで急に「非常に多くの患者様にご来院いただいておりまして、本日ここで精密検査に進まない場合は2,3ヶ月先の日程でしか検査のご案内ができない状況でして…」と、こちらを焦らせるようをことを言われる。

かかりつけ医の紹介だし、まあ繁盛している様子で、人柄もキツい先生ではなさそうだし、2ヶ月後にはもうやる気なくなってるかもしれないし…ということで、その場で矯正開始を快諾。なぜか決断を迫った側の先生が「えっ、大丈夫ですか?」とお仕事スマイルのまま固まり、一瞬謎な空気感になった後、晴れて私の矯正ライフが始まった。

 

早い幕開け

その後、X線を取られたり某ソシャゲのコロンブスのように歯茎と歯を剥き出しにしてあらゆる角度から写真を撮られたりして、初回カウンセリングおよび精密検査は終了。約1ヶ月先(それでも始めるまでに1ヶ月かかる)の診察日を起点に、2,3週間おきくらいにいくつかの診察予約を取ってから帰宅した。