あらばるの矯正日記

歯列矯正のこととか

動かすということ

冬来りなば、

春遠いよ〜〜〜。傷病休暇が明け、準備していた友人の結婚式が終わり、うっすらとした春の気配とともにようやく本格的に歯列矯正の足音も聞こえてきた。同意書にボールペンで署名をし、いよいよ後戻りできないことを実感しつつクリニックを訪問。

 

奥歯の隙間作り

治療はどこから手をつけるのだろうと思っていたら、まずは上顎の奥歯に固定器具(パラタルアーチとホールディングアーチの一体型)を装着するらしい。今回からはそのための準備が始まった。数回に分けてステップを進めていく。

▫️装着の目的

 せっかく抜歯をして作ったスペースを後ろから奥歯が押してこないように、上顎の奥歯を固定するための装置。大臼歯にリングを嵌め込み、口蓋を横切る形で太めのワイヤーが通る。プラスチックの装着部を上顎の裏側に接着。

▫️装着の手順

 ・大臼歯にリングを嵌め込むための隙間を作る。1週間ごとに左右を入れ替えつつ、歯と歯の間に小さいクリップみたいな金属とゴムを挟み込む。(今回はまず左側に金属、右側にゴムを挟む)

 ・リングを作るため、奥歯を型取りする。

 ・出来上がったリングを奥歯に嵌め込み、上顎の裏にリングと繋がっている固定部を接着する。

 

ようこそ苦痛

歯科衛生士のお姉さんが、ものすごい力で左側の奥歯に金属をグイグイと押し込んでくる。無理やり歯の隙間を広げようとしているのだから、もちろん痛い。こういう類は最初の方が痛くて、後半は慣れて痛みを感じなくなるはず…と祈りながら治療が終了。親知らずで歯が押されている時の痛みに近い。

ちなみに後から分かったことだが、金属が挟まっている痛みそのものよりも、その状態で食べ物を咀嚼した時の方が痛みが歯に響く。そんなこと、知りたくなかったよ…。

 

動かすということ

何事も、既に固まっているものを動かすには痛みが伴う。(企業の組織改編だとかでよく言われそうな言葉だ)まだ矯正が始まってもいないのに、今回それを早々に身をもって実感した。逆に考えれば、痛いということは動いているということにもなる。動いてるなら、まあ仕方ないか。次回は約1週間後、金属と左右のゴムを入れ替える。